80代 女性
夫が生前事業を行っていた際の負債について、相談者が保証人になっていました。
保証会社から分割払いでの返還を求められており、毎月数万円ずつを返済していましたが、元金は200万円程度である一方、損害金は2,000万円近くに膨れあがっていました。抜本的な解決を模索していた中で、相手方より訴訟提起がなされました。
訴訟の中で和解を模索し、結果的に合計360万円を毎月数万円ずつ支払うという内容で和解が成立しました。
相談者名義で時価数千万円のマンションがあったため、安易に破産にも踏み切れない事案でした。また元金はあくまで200万円程度という事情もあったこと、事業により生じた債務の保証人という立場であったこと、債権者が公的機関であったという事情などから、大幅な債務免除が実現しました。
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